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桃源郷芸術祭2019滞在制作作家インタビュー

昨年11月まで公募をしていました、桃源郷芸術祭2019の滞在制作作家3名が決定いたしました。
滞在制作作家の方々には北茨城市へ訪れ滞在していただき、北茨城の街並みや自然、食べ物など様々ところからインスピレーションを受け作品を制作して頂きます。
また、制作していただいた作品は桃源郷芸術祭2019にて展示いたします。
滞在制作の実施時期は2019年1月から桃源郷芸術祭会期中までで、
作家ごとにそれぞれのスケジュールで制作を開始します。
滞在制作を開始する前に北茨城のイメージや意気込みについてインタビューしてみました。

『1』の画像

オオニシクルミさん
2014年神戸芸術工科大学クラフト美術学科 ガラス陶磁器コース入学。
主にコラージュ作品、陶芸の泥漿という技法を使った植物の形を残した作品を制作している。

〈展示・受賞歴〉
2017.09 日韓交流展 韓国
2017.04 オオニシ クルミ個展 『形と記憶』神戸GALLERY301
2017.05 SACF18出展 東京 青山Spiral
2017.08 ZEN展 東京 東京都美術館/優秀賞
2018.03 カオス展 神戸 兵庫県立美術館/学生賞 

Q. 滞在制作に応募した理由は?
A.私は作品を制作する際、目には見えないエネルギーを一番大切にしています。エネルギーは、パーツや自分の気持ち、周りの環境など、さまざまな所から湧き上がります。それを頼りに制作しています。また、私は自然が大好きなので、自然がたくさんある北茨城市でいいエネルギーを吸収し、制作してみたいと思い応募しました。

『2』の画像

(陶芸の「泥漿」という技法を使って制作されている様子です。)

Q. 北茨城へ来たことはありますか?また、北茨城のイメージについて聞かせてください。
A.北茨城市に行ったことはありません。しかし、海も山もあり、桃源郷の語り継がれるお話のようなことが本当に起きてしまいそうな、神秘的なイメージです。初めての環境で、きっと新しいことだらけだと思うので、訪問できることがとても楽しみです。

Q. 滞在制作への意気込みをどうぞ!
A.とにかく北茨城市のいいエネルギーを感じたいです。そしてそのエネルギーをたくさん詰め込んだ、北茨城市のエネルギー標本のような作品を作りたいです。一瞬一瞬感じたことを目に見える形にし、作品として残したいと思います。また、地域の方々との交流もとても楽しみでワクワクします。

『3』の画像

吹野晃平さん
近畿大学卒業後、東京藝術大学大学院へ入学し被災地での集会所の設計を担当後、
休学し設計事務所にて2年勤務。作図(アクソメのデザイン)や実施設計、
プロポーザル(伊予西条糸プロジェクト選出)など経験し、現在は復学し修士課程2年生。

〈展示・受賞歴〉
修士課程1年生の際、新潟県にて酒造と共同で町のPRの為の試飲会兼町の歴史展を行う。
卒業制作において、「せんだいデザインリーグ」/日本三
JIA全国卒業制作コンクール/銅賞

Q.滞在制作に応募した理由は?
A.桃源郷芸術祭の「芸術によるまちづくり」というコンセプトに対し、建築と芸術の両方を学んだ視点から北茨城市のまちづくりについて考え提案できるのではと思ったのがきっかけです。

『4』の画像

(滞在制作のイメージスケッチ)

Q.北茨城へ来たことはありますか?また、北茨城のイメージについて聞かせてください。
A.山と海が近く自然に溢れた素敵な場所であり、五浦美術館や伝統工芸をはじめとした芸術文化に触れることもでき、よう・そろーでは人々の交流からくる暖かさなどが感じられ、可能性を秘めた地方都市というイメージです。

Q.滞在制作への意気込みをどうぞ!
A.今回は実際に提案を投げかける場で滞在し制作するということで、北茨城市の風土を肌で感じ、地域の人々や芸術祭に訪れる人々との交流を交えながら創作ができるのでとても楽しみにしています。

『5』の画像

川合 香鈴さん
2016年東京藝術大学 美術学部 彫刻科入学。
小学校1年生の頃から絵画・造形教室に通い、平面・立体作品に親しむ。

〈展示・受賞歴〉
2016 .10 birdful 展 vol.2  東京九段耀画廊
2017.03 上野動物園貸出展示 
~2018.01 上野動物園事務所
2017.05 ART FORCE 第 5 回企画展・色鉛筆画展  山椿美術館
2017.09 重力の影  東京藝術大学文化祭「藝祭」内展示
2017.10  birdful 展 vol.3  東京九段耀画廊 
2018.01 東京藝術大学彫刻科 2 年展覧会「Ⅱ」  東京藝術大学
2018.02 さえずり展  Gallery 美の舎
2018.03 自由が丘×東京藝大アート&デザインプロジェクト
~2018.06 猫のある街展  自由が丘 各金融機関・施設 
2018.06  SMALL WORKS     Gallery&Bar STOCK
2018.08 東京藝術大学学生による東大寺本坊企画展
~2018.09 奈良 東大寺本坊
2018.09  SUPER SCULPTURE  東京藝術大学文化祭「藝祭」内展示  
      第 11 回色鉛筆アート展  GALLERY 4 匹の猫
2018.10  birdful 展 vol.4  東京九段耀画廊
2018.11 自由が丘×東京藝大アート&デザインプロジェクト
     自由が猫展  自由が丘 各金融機関・施設
2019.01 Nature 展  GALLERY ART POINT

Q.滞在制作に応募した理由は?
A.未知の空間に自身の作品を置いてみたかったのが1番大きな理由です。アトリエやギャラリーとは全く違った場所、知り合いもいない、右も左もわからない場所で自分とその作品がどこまで戦えるのか、空間に勝つのか負ける のか、あるいは予想もつかない結果を招くのか。未知だからこそある大きな可能性を肌で感じたいと思います。

『6』の画像

(過去作品「照らす」)

Q.北茨城へ来たことはありますか?また、北茨城のイメージについて聞かせてください。
A.大変申し訳ないことに1度も訪れたことがありません。お話を伺ったり、ホームページなどで拝見させていただいた印象は、アートというものをどんどん迎え入れていこうとしてくれる地なのだな、というものでした。私達アートを発信する側からすると、非常に優しくありがたい地です。 

Q.滞在制作への意気込みをどうぞ!
A. 北茨城の空気、そこに住む方々の息づかいまですべてを感じ、取り込んで精一杯制作させていただきます。

川合さんは、北茨城の工芸品「五浦天心焼」に興味を持って下さっているそうです。

  

どんな作品が出来上がるのか、制作過程も含め、とても楽しみです。
北茨城の良さを存分に体験して楽しみながら制作して頂けたらいいですね。
地域住民の方々はお会いする機会がありましたら、ぜひ滞在制作者さんと交流してみて下さい!
滞在制作の様子は桃源郷芸術祭2019Twitterにて更新予定です。

Twitterは下記のURLからご覧ください。
桃源郷芸術祭2019Twitter:https://mobile.twitter.com/tougenkyo_art
開催情報については下記URLから公式HPをご覧ください。
桃源郷芸術祭2019HP:https://www.tougenkyo-art-fes.jp/

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