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移住から定住へ

『』の画像

2017年に東京から北茨城市に移住して
3年間の地域おこし協力隊の活動を経て
2020年に北茨城市に定住しました。

地方に暮らすことに興味ある人への
参考になるように簡潔に記録しておきます。

移住する目的は
1)アート活動で起業すること。
2)自然環境に囲まれた制作スペースを持つこと。
でした。

3年の活動期間を経て
定住することにした決め手は
①芸術活動のためのアトリエを持てた事。
②海があること。
③高速で3時間という東京からの絶妙な距離。

アートで起業できるかは不確でしたが
上記の3つを理由に
3年目に定住することに決めました。

面白いことに
覚悟を決めると
定住する候補物件が現れました。

『』の画像

しかし
ま・さ・か・の廃墟。

11世帯しか家がない山間部の限界集落に
どういう訳か、
産業廃棄物が山になった廃墟があったのです。
家を改修するのが楽しくなり過ぎて
後先考えずに
家の持ち主の方に「片付けてもいいですか?」
と聞くと
「え?!片付けてくれるの? だったら住んでもいいよ」
という展開になりました。

それから、せっせと廃墟を家に改修しました。
市役所でも、限界集落に定住してくれるなら
「集落支援員という仕事あります」
とその定住後の仕事も用意してくれました。

廃墟が片付いて喜んだ地主さんは
土地も建物もゼロ円で貸してくれました。
おかげで2020年4月から
集落支援員という仕事に就いて
自分たちで作った理想の家に
暮らしアート活動をしています。

『』の画像

定住に成功したのは
豊田澄子さんという母のように
ぼくたち夫婦を理解してくれる人に
出会ったことです。
つまり
地域の理解なしには定住は難しい。
逆に言えば、仲良くなれば
つまり地域に溶け込むことができれば
多くの人が協力してくれるのだと思います。

とても個人的な感想ですが
田舎の地域とは狭い社会です。
暮らしてる人の顔がお互い見える
例えるなら、小さな会社のようです。
だから、東京のようにご近所と他人ではいられません。
何人ものお父さんやお母さんがいるような感じ(笑

それから、選ばなければあるけれども
やっぱり仕事は少ないです。
もし移住する前に仕事を持っているのであれば
ぜひ、その仕事を活かして
今ならテレワークなど活用して継続すること
強くおススメします。

逆に仕事を持っているなら
広い家に住めるし
田んぼや畑を借りることも可能です。
生活コストはずっと下がると思います。

たぶん
このブログを読む人は
北茨城市に興味がある人だと思いますので
最後にひとつ。

北茨城市は
海と山があって魚は激うまです。
夏は海で、山で遊べます。
住みやすい街です。

自然に囲まれ
広いアトリエで
アート制作に没頭しています。

お世話になった方々に
感謝すると共に
恩返しをしたいと思っています。
本当にありがとうございます。

『』の画像
<長浜海岸/2020 ORINOTAWASHI>


次は
集落支援員という稀な仕事について報告します。


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